
ゼウス


補習のあと、彼女は制服のまま僕の前に立っていた。ボタンに触れる指と、静かに揺れる視線に、僕はただ言葉を失っていた。【ゼウス】

レースの合間、仮設トイレでレンズが捉えた、もうひとつの本番。彼女の音も響いていた──裏ピットに響く放尿盗撮【ゼウス】

毎朝あの階段で会うあの子。 向こうは僕のことなんて、きっと気にもとめていない。 でも僕は──毎朝、あの子を見ている。 この両目と、もうひとつの‘目’で。【ゼウス】

久しぶりに会ったいとこは、もう子どもじゃなかった──何も知らない顔で、俺を試すように笑う【ゼウス】

下着をずらす時間さえなかったらしい。チアガールズちゃんたちの豪快な放尿。その全部を、僕がすぐそばで見てるとも知らずに――【ゼウス】
